character/[id]

PERSON
円爾
円爾
聖一国師・東福寺開山
1202-1280 · 享年 78歳
+ 推しに追加
家系図を見る
生涯
建仁2年(1202年)駿河国(静岡県)に生まれた。諱は弁円。若くして出家し、天台・真言・禅を学んだ後、仁治2年(1241年)に入宋して径山の無準師範に師事した。帰国後、博多の宋商人・謝国明の招きで承天寺の開山となった。嘉禎2年(1236年)に九条道家が東大寺・興福寺に匹敵する大伽藍の建立を発願し、円爾を開山に請じて東福寺を開創した(建長7年/1255年に完成)。宋から製粉技術を持ち帰り、うどん・蕎麦・饅頭の製法を伝えたとされる。また静岡の母方の郷里に茶の種を蒔き、本山茶の起源となった。弘安3年(1280年)に没し、花園天皇より「聖一国師」の号を贈られた。
人物像
禅・天台・密教を横断する幅広い学識と、宋の先進文化を積極的に日本に導入する実践力を兼ね備えた国際派の禅僧。博多の商人社会とも深く結びつき、文化伝播の媒介者となった。
歴史的意義
東福寺は京都五山第四位の大伽藍として栄え、現在も臨済宗東福寺派の大本山である。博多の承天寺には「饂飩蕎麦発祥之地」の碑が立ち、うどん・蕎麦・饅頭・博多織の伝来者として地元で深く敬われている。静岡茶の祖としても知られる。
逸話・エピソード
円爾と東福寺——鎌倉・南宋禅を京都に持ち込んだ禅師
円爾(弁円・聖一国師)は1235〜1241年に南宋(中国)に渡って禅・天台・密教を学び、帰国後に九条道家の支援を受けて東福寺(京都)を開山した。東福寺は規模・格式において鎌倉五山・京都五山の最高峰に位置づけられ、禅文化の中心となった。また「饂飩(うどん)」「蕎麦」などの製麺法を中国から持ち帰ったとも伝わり、日本の食文化にも貢献したとされる。
─ 完 ─
📱
アプリで巡礼を楽しむ
App Store からダウンロード
T · O · K · U