後藤象二郎と大政奉還——龍馬の構想を実現させた土佐藩の切り込み隊長
後藤象二郎は土佐藩の参政として幕末政治に深く関わった。1867年、坂本龍馬から「船中八策」と「大政奉還」の構想を聞き、これを山内容堂に説いて幕府への建白書提出を実現させた。この大政奉還建白書の提出が、11月の徳川慶喜による大政奉還という歴史的決断を引き出す最大の契機となった。明治維新後は自由民権運動にも参加し、板垣退助とともに土佐民権派の柱となった。後藤は「龍馬の夢を実現させた実務家」として評価され、大政奉還という平和的政権移行の功績は後世に高く評価されている。