character/[id]

PERSON
樋口一葉
樋口一葉
たけくらべ・24歳で夭折
1872-1896 · 享年 24歳
+ 推しに追加
家系図を見る
生涯
東京府本郷生まれ。父・則義の死後、家計を支えるために小説家を志した。中島歌子の萩の舎で和歌を学び、半井桃水に師事して小説の修業を積んだ。当初は経済的に苦しく、下谷龍泉寺町で荒物・駄菓子屋を営んだ時期もあった。この体験は後の作品に生きた。1894年から「大つごもり」「たけくらべ」「にごりえ」「十三夜」などの傑作を次々と発表し、この時期は「奇蹟の14ヵ月」と称される。吉原遊郭周辺の下層社会に生きる人々の哀愁と生命力を、古典的な雅文体を駆使して鮮やかに描き出した文体は独自の境地を開いた。しかし肺結核のため1896年に24歳で早世した。プロの作家としての活動期間はわずか数年に過ぎなかったが、その作品群は近代日本文学の至宝とされる。現行の五千円札の肖像として長く親しまれ、女性作家の草分けとして今なお多くの人に愛されている。文京区の旧居跡には「樋口一葉旧居跡・一葉ゆかりの地」が整備されており、短くも鮮烈な生涯を偲ぶ人々が絶えない。
人物像
清貧の中で凛とした誇りを持った女性。貧困に苦しみながらも文学への情熱を失わず、吉原遊郭近くの生活体験を名作に昇華させた。森鷗外らに絶賛された。
歴史的意義
旧五千円札の肖像として知られる。わずか24年の生涯で日本近代文学に不朽の足跡を残した。女性作家として初めて文学史に確固たる地位を築いた先駆者。
逸話・エピソード
五千円札の女性——樋口一葉と「たけくらべ」
樋口一葉は家族を養うために針仕事や雑貨商を営みながら、貧困の中で小説を書き続けた。1895〜96年に発表した「たけくらべ」は吉原の遊廓近くで育つ少女と少年の淡い恋と成長を描き、近代日本文学の傑作として称えられた。享年24歳の若さで結核により没し、2004年から5,000円紙幣の肖像に採用されている。
─ 完 ─
📱
アプリで巡礼を楽しむ
App Store からダウンロード
T · O · K · U