鬼の副長——新選組の規律を徹底した「局中法度」の執行者
土方歳三は新選組の副長として「局中法度」(脱走・勝手な行動・私闘・武士以外との金銭貸借を禁じた厳格な規律)を徹底させた。違反者には切腹を命じ、その厳しさから「鬼の副長」と恐れられた。しかし一方でハンサムな容貌から「武蔵野の若武者」と称えられ、武家の娘に贈ったラブレターが残っている。戊辰戦争では最後まで抵抗を続け、1869年5月11日に函館・五稜郭の戦いで敵弾に倒れた。享年34歳。その最期まで徳川への忠義を貫いた姿は今も多くの人を惹きつける。