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PERSON
平賀源内
平賀源内
江戸のダ・ヴィンチ
1728-1780 · 享年 52歳
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生涯
1728年、讃岐国(香川県)の高松藩の足軽の家に生まれた。長崎に遊学してオランダの博物学・医学・工学を吸収し、江戸に出てからは本草学(薬草・博物学)の第一人者として「物産会」を主催するなど活躍した。しかし源内の真骨頂は、その驚異的な発明の才にある。1770年頃、オランダ人が日本に持ち込んで壊れたままになっていた静電気発生装置「エレキテル」を復元・改良し、医療器具として用いることを試みた。これは日本で最初の電気実験と言える偉業だった。また石綿(アスベスト)の火焔布を研究し、「火浣布(かかんぷ)」として実用化を試みるなど、次々と発明に挑戦した。さらに「風来山人」のペンネームで戯作も執筆し、「根南志具佐」「風流志道軒伝」などの風刺小説で人気を博した。「土用の丑の日に鰻を食べる」という習慣を作ったのも源内だと伝えられる——夏に売れ行きが落ちる鰻屋から相談を受け、「本日丑の日」という看板を考案したというのだ。才能が多方面に溢れ出す天才は、しかし1780年に知人を誤って刺して投獄され、獄中で52歳の生涯を閉じた。その壮絶な最期は、源内の生涯の光と闇を象徴するようだ。
人物像
好奇心の化物。一つのことに落ち着かず、発明・文学・博物学・商売と何でも手を出したが、それぞれで一流の成果を残した。江戸っ子気質の洒脱さと、肥大した自意識が同居した複雑な天才。
歴史的意義
エレキテルの復元は日本における電気研究の嚆矢。「土用の丑の日に鰻」という習慣は現代まで続く。天才の光と闇を体現した人生は後世の小説・ドラマの格好の題材となっている。
逸話・エピソード
エレキテルと万能の才——江戸のレオナルド・ダ・ヴィンチ
平賀源内は西洋の摩擦起電機を修理・改良した「エレキテル」を1770年代に完成させ、江戸の人々を驚かせた。本草学者・発明家・戯作者・浄瑠璃作者・洋画家と多彩な才能を持ち、「江戸のレオナルド・ダ・ヴィンチ」とも称される。「土用の丑の日にウナギを食べる」という習慣を広めた人物とも言われる。1779年、喧嘩の際に人を刺してしまい投獄され、獄中で病死した。その波乱に富んだ生涯は日本の近世文化史の一ページを飾る。
名言
「世の中に役立たぬものなど、何一つない。使い方を知らぬ者がいるだけだ」
「天下に奇を以って立つ者は、必ず天下の笑いを受くるなり。笑われてこそ奇なり」
関連する歴史的事件
1776
平賀源内のエレキテル
安永5年(1776年)、蘭学者・本草学者・戯作者など多彩な顔を持つ平賀源内(1728-1780)が、オランダから入手した静電気発生装置「エレキテル」の修復に成功した。讃岐高松藩の足軽の家に生まれた源内は長崎遊学で蘭学を学び、江戸で本草学(動植物・鉱物の博物学)を修めて日本初の物産会を開催、石綿・寒暖計の製作、西洋画技法の研究、戯作『風流志道軒伝』、浄瑠璃『神霊矢口渡』の執筆など多方面に才能を発揮した。エレキテルはガラス棒を回転させ摩擦で静電気を起こす装置で、源内は医療・見世物に使った。鰻の蒲焼きを「土用の丑の日」に食べる習慣の仕掛け人とも伝わる。晩年は獄中で没した悲劇の天才で、江戸の知的好奇心を体現する人物。
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