北条時房の孫にあたる北条氏の有力者。北条時房は北条義時の弟にして初代連署を務めた人物であり、宗宣はその家系に属する。宗宣は幕政において評定衆・引付衆の要職を長年にわたって歴任し、幕府の政務遂行を内部から支え続けた。文永の役(1274年)・弘安の役(1281年)という二度の蒙古襲来の時期においては、幕府の政治と行政を安定的に運営することに尽力した。評定衆での職務を通じて法制・裁判の運営にも携わり、御成敗式目に基づく幕政の確立に寄与した。最終的には連署(れんしょ)に就任し、執権を補佐する幕府第二の役職を担った。1300年に没した。蒙古襲来という未曾有の国難において幕政の安定を支えた重臣として、北条氏傍流の中でも特筆すべき人物である。