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PERSON
徳川家治
徳川家治
将棋将軍
1737-1786 · 享年 49歳
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生涯
1737年(元文2年)、第9代将軍・徳川家重の長男として生まれた。祖父・吉宗に溺愛され、その期待を一身に受けて育った。1760年に第10代将軍に就任。聡明で学問・文芸に秀でたが、特に将棋に没頭し、詰将棋の図式集『御撰象棊攷格』を刊行するほどであった。政治面では父・家重の遺言に従い田沼意次を側用人から老中に取り立てた。田沼は重商主義的な政策で幕府財政を立て直そうとしたが、賄賂政治が横行し「田沼時代」と呼ばれる腐敗の時代を招いた。家治は田沼に政務を任せきり、自らは将棋や絵画に没頭した。1786年に死去、享年50歳。
人物像
聡明で多芸多才だが、政治への関心は薄く趣味人の気質が強い。祖父・吉宗の文武両道の理想を受け継いだが、実政治では田沼に依存した。
歴史的意義
将棋の腕前はプロ級とも評され、将軍としては異色の文化人であった。しかし田沼意次への全権委任は幕政の腐敗を招き、後の寛政の改革を必要とする事態を生んだ。功罪半ばする将軍と評される。
逸話・エピソード
将棋に生きた将軍——『御撰象棊攷格』の刊行
家治の将棋への情熱は歴代将軍の中でも群を抜いていた。晩年には自ら創作した詰将棋を集めた図式集『御撰象棊攷格』を刊行している。その棋力はプロの棋士にも匹敵するとされ、御城将棋(将軍の前で行われる対局)を心から楽しんだ。しかし、将軍が将棋に没頭するあまり政務が疎かになったとも言われる。老中・田沼意次はこの状況を巧みに利用し、家治が将棋に集中している間に実権を掌握していった。家治にとって将棋は至上の喜びであったが、それが幕政の腐敗という代償を生んだとも言える。
─ 完 ─
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