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PERSON
石原慎太郎
石原慎太郎
作家・政治家・元東京都知事
1932-2022 · 享年 90歳
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生涯
神戸市生まれ。一橋大学在学中の1956年に小説「太陽の季節」で芥川賞を受賞し、文壇に鮮烈なデビューを果たした。昭和30年代の若者文化「太陽族」ブームを巻き起こし、映画化もされた。政界には1968年の参議院議員選挙に全国最多得票で初当選し転身。衆議院議員・環境庁長官・運輸大臣などを歴任した後、1999年に東京都知事に就任。以後4期(2012年辞職まで)にわたり都政を担い、東京の国際競争力強化、新銀行東京設立(後に経営破綻)、2016年東京オリンピック招致活動などを推進した。靖国神社参拝を積極的に続け「日本人として当たりまえじゃないか」と発言し、靖国問題における右派の論客として知られた。2012年には国が動かないとして都として尖閣諸島購入を主導、結果的に国有化を促した。同年に国政復帰して日本維新の会共同代表となったが2014年に政界引退。弟は俳優・石原裕次郎(1934〜1987年)。享年89歳。その歯に衣着せぬ言動は称賛と批判の両方を集め続けたが、戦後日本の政治・文化双方にまたがる異色の存在として昭和・平成の日本を体現した。
人物像
歯に衣着せぬ直言家として知られ、外交・歴史認識・民族問題などで物議を醸す発言を繰り返した。一方で文学者としての感性と独自の美学を持ち、ヨット・映画・スポーツにも通じた多才な人物。強烈な個性と国家観が昭和・平成の保守政治の一側面を体現した。
歴史的意義
「太陽の季節」は戦後文学の問題作として今も読み継がれ、芥川賞作家として政界の頂点に立った稀有な経歴を持つ。靖国参拝・尖閣問題での行動は日本の国内政治・外交に重大な影響を与えた。賛否両論を巻き起こしながら、戦後日本の右派ナショナリズムの象徴的人物として歴史に刻まれている。
逸話・エピソード
「太陽の季節」と政治家への転身——石原慎太郎の二つの顔
石原慎太郎は1956年に「太陽の季節」で芥川賞を受賞し、戦後の既存道徳への反抗を体現する「太陽族」ブームを巻き起こした。その後政界に転身し、衆議院議員・環境庁長官・東京都知事(4期連続)を歴任した。都知事として2020年東京五輪招致活動(当初落選、2013年に正式決定)を推進し、尖閣諸島問題では強硬な姿勢で国際的な注目を集めた。
名言
「またかね。あたりまえじゃないか、行くの。おれ日本人なんだ」
関連する歴史的事件
1978
A級戦犯合祀——靖国問題の原点
昭和53年(1978年)10月17日、靖国神社の秋季例大祭に際し、太平洋戦争のA級戦犯14名が他の戦没者とともに密かに合祀された。A級戦犯とは、極東国際軍事裁判(東京裁判)で「平和に対する罪」で有罪とされた戦争指導者であり、東条英機元首相ら7名が絞首刑に処されている。合祀は当時の松平永芳宮司の判断で行われ、当初は非公開だったが1979年に報道で明らかになった。昭和天皇はこの合祀を深く憂慮し、1978年以降は参拝を取りやめ、崩御まで一度も靖国を参拝しなかったと側近の日記により後に判明した。この合祀を契機に、日本の首相・閣僚の参拝が外交問題・憲法問題として中国・韓国などから強く批判されるようになり、靖国問題は現在も未解決のまま続いている。
─ 完 ─
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