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PERSON
和泉式部
和泉式部
情熱の女流歌人
978頃-1033頃 · 享年 55歳
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生涯
平安中期の代表的な女流歌人。藤原道長から「浮かれ女」と批判されながらも、類いまれな歌才で「歌の聖(うたのひじり)」とも呼ばれた。為尊親王・敦道親王という二人の親王と相次いで恋愛し、その経緯を記した「和泉式部日記」は平安文学の傑作。「あらざらむこの世のほかの思ひ出に今ひとたびの逢ふこともがな」は百人一首に収められた代表歌で、死を前にした強烈な恋慕の情を歌ったとされる。後に藤原保昌と結婚し丹後に下向した。大和の道明寺や京都の誠心院は彼女ゆかりの地として知られる。
人物像
情熱的で大胆、世間の目よりも自らの感情に忠実な生き方を貫いた。道長に批判されても臆せず歌を詠み続けた才気と誇りを持つ女性。恋愛と詩は彼女にとって同一の営みだった。
歴史的意義
「和泉式部日記」は紫式部の「源氏物語」と並ぶ平安文学の傑作。情熱的な恋愛歌は現代人の心にも響き続け、百人一首を通じて今も親しまれる。
逸話・エピソード
道長に「浮かれ女」と批判された才女——恋と歌の詩人
藤原道長は日記「御堂関白記」に和泉式部を「浮かれ女なれど」と記して批判した。しかし同時に「歌はいみじく詠み」とその詩才を認めている。紫式部は「日記」の中で和泉式部を「和歌においては格別の才能がある」と評した。愛人の死後に詠んだ哀悼歌、新たな恋を歌った情熱的な恋歌、信仰と恋を重ね合わせた仏教的な歌など、その作風の幅広さは平安女流歌人の中でも特出している。
─ 完 ─
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