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PERSON
出雲阿国
出雲阿国
歌舞伎の創始者
1572-? · 享年 41歳
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生涯
1572年頃、出雲国に生まれた。出雲大社の巫女であったという伝承があるが、出自の詳細には謎が多い。出雲大社の修繕料を集めるため全国を巡った「勧進聖」の一人とする説や、大社の鍛冶師の娘という説もある。1600年頃から京都で独特の踊りを演じるようになり、1603年頃に京都の四条河原(鴨川の河原)で「かぶき踊り」を披露して大評判を呼んだ。この「かぶき踊り」とは、当時の流行語「傾く(かぶく)」に由来し、派手な異装・奇矯な仕草など常識を逸脱した行為を意味した。男装して刀を差し、茶屋の遊客を演じるなど当時の社会規範を逆転させた芸能で民衆を熱狂させた。恋人とも伝わる名古屋山三郎(美男の武将)をモデルにした演目も演じたとされる。その後、一座を率いて諸国を巡業し、女歌舞伎の一大ブームを引き起こした。江戸幕府は後に女性・少年の歌舞伎を禁じ、野郎歌舞伎へと発展した。晩年の消息は不詳で、出雲に帰り尼になったとも伝わる。
人物像
前例のない芸能を生み出した革新的な表現者。男装の麗人として京都の民衆を魅了し、身分や性別の枠を超えた自由な表現を追求した。戦国の混乱期に咲いた文化の花。
歴史的意義
歌舞伎の祖として日本芸能史に不朽の名を刻む。阿国のかぶき踊りは後に女歌舞伎・若衆歌舞伎を経て野郎歌舞伎へと発展し、400年以上続く伝統芸能となった。2003年にユネスコ無形文化遺産に登録された歌舞伎の原点。
逸話・エピソード
歌舞伎踊りの誕生——出雲阿国が江戸文化の原点を作った
出雲阿国は1603年頃、京都・四条河原で「歌舞伎踊り」と呼ばれる演芸を始めた。これが後の歌舞伎の起源とされる。阿国は男装して茶屋の男主人や武士を演じる奇抜な演出を行い、庶民に大人気となった。念仏踊りから発展したこの芸能は「かぶき踊り」と称されたが、「かぶく」とは当時「風変わり・奇抜」を意味した。阿国の革新的な表現は当時の風俗を大きく揺さぶり、後に江戸幕府が「女歌舞伎」を禁止する一因ともなった。出雲大社の巫女出身との伝承があるが、詳細は不明な点が多い。
─ 完 ─
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