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PERSON
神武天皇
神武天皇
初代天皇
神話時代 · 享年 126歳
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生涯
日本の初代天皇とされる伝説的な君主。日本書紀・古事記によれば、天照大神の子孫であり、高千穂から東方へ遠征し(神武東征)、熊野・吉野を経て大和国(現在の奈良)に入り、橿原で即位したとされる。その治世は76年に及ぶとされ、現在の皇室はすべて神武天皇から続く血統であるとされている。建国の祖として、2月11日の建国記念の日はこの即位を記念して制定された。実在性については古来より議論があるが、日本の国家アイデンティティを象徴する存在として深く根ざしており、橿原神宮(奈良県)はその御陵と伝わる地に近接して鎮座する。神武天皇の東征は単なる軍事行動ではなく、八紘一宇の精神、すなわち天下を一家とするという建国理念を体現した旅であったと伝えられ、日本人の道義観の原点とされている。
人物像
勇猛でありながら仁愛の心を持つ君主として描かれる。困難な東征においても民を大切にし、神意を敬い、卓越した指導力で各地の豪族を束ねた。文武両道の理想を体現した建国の英雄。
歴史的意義
日本という国家の象徴的な始祖。皇室の万世一系の起点であり、建国記念の日制定の根拠となった。橿原神宮はその遺徳を今に伝える。
逸話・エピソード
神武東征——初代天皇の日本建国神話
神武天皇は日向(現・宮崎県)を出発し、大和(現・奈良県)を目指して東征した伝承を持つ。各地での戦いを経て大和を平定し、紀元前660年に即位して日本の初代天皇となったとされる。古事記・日本書紀に記されたこの東征伝説は、日本国家の起源神話として2月11日の「建国記念の日」の由来となっている。
天岩戸の神話——天照大神と日本神話の最高神
天照大神はスサノオの乱暴に怒って天岩戸に隠れ、世界が暗闇に包まれたという神話が有名。八百万の神々が岩戸の前で祭りを行うと好奇心から顔を出し、世界に光が戻った。伊勢神宮の主祭神として天皇家の皇祖神とされ、日本の宗教・文化の中心に位置する最高神として信仰されている。
第2代天皇・綏靖天皇——初代天皇を継いだ皇統の継承者
綏靖天皇は神武天皇の皇子とされ、第2代天皇として即位した。古事記・日本書紀によると、兄の多芸志美美命(タギシミミ)を討って皇位を継承した。2代から9代までの天皇は「欠史八代」と呼ばれ、詳細な記録が乏しく実在については諸説ある。日本の皇統がどのように継承されたかを語る神話・伝承の重要な一部をなしている。
ゆかりの地 — 4
賀茂別雷神社(上賀茂神社)
京都府
上賀茂神社の祭神・賀茂別雷大神は、神武天皇の外祖父にあたる神とも伝えられる賀茂氏の神々と深く結びつく。平安遷都以前から皇城の守護神として歴代天皇の絶大な崇敬を受け、歴代天皇から神田・神料が奉納された。葵祭は天皇の勅使が参向する最高格式の勅祭として、約1600年にわたり途絶えることなく斎行されてきた。
賀茂御祖神社(下鴨神社)
京都府
下鴨神社の祭神・賀茂建角身命は、神武天皇の東征を先導した八咫烏(ヤタガラス)とされる。玉依媛命は神武天皇の母(一説)にあたり、天皇家の起源と深く結びつく。平安遷都以前から皇城の守護神として歴代天皇の崇敬を受け、葵祭は天皇使節(勅使)が参向する勅祭として続いてきた。
伊勢神宮内宮
三重県
天照大御神は神武天皇(初代天皇)の先祖神であり、天皇家の祖神として皇統の正統性の根拠となってきた。「天壌無窮の神勅」により天照大神の子孫が永久に天下を統治するとされ、伊勢神宮は歴代天皇が国家と国民の安泰を祈る最高の聖地として約2000年にわたり崇められてきた。
出雲大社
島根県
出雲大社の起源は「国譲り神話」にある。大国主大神が天照大神の使者(天孫降臨の前段階)に葦原中国を譲り渡したことへの報償として、壮大な宮殿が建てられたのが出雲大社の始まりとされる。天皇家の祖神・天照大神と縁結びの神・大国主大神の関係は、日本神話の根幹をなし、神武天皇以降の歴代天皇も篤くこの地を崇敬した。
─ 完 ─
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