神武天皇は日向(現・宮崎県)を出発し、大和(現・奈良県)を目指して東征した伝承を持つ。各地での戦いを経て大和を平定し、紀元前660年に即位して日本の初代天皇となったとされる。古事記・日本書紀に記されたこの東征伝説は、日本国家の起源神話として2月11日の「建国記念の日」の由来となっている。
天照大神はスサノオの乱暴に怒って天岩戸に隠れ、世界が暗闇に包まれたという神話が有名。八百万の神々が岩戸の前で祭りを行うと好奇心から顔を出し、世界に光が戻った。伊勢神宮の主祭神として天皇家の皇祖神とされ、日本の宗教・文化の中心に位置する最高神として信仰されている。
第2代天皇・綏靖天皇——初代天皇を継いだ皇統の継承者
綏靖天皇は神武天皇の皇子とされ、第2代天皇として即位した。古事記・日本書紀によると、兄の多芸志美美命(タギシミミ)を討って皇位を継承した。2代から9代までの天皇は「欠史八代」と呼ばれ、詳細な記録が乏しく実在については諸説ある。日本の皇統がどのように継承されたかを語る神話・伝承の重要な一部をなしている。