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PERSON
柿本人麻呂
柿本人麻呂
歌聖・万葉集の最高歌人
662頃-710頃 · 享年 48歳
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生涯
飛鳥時代を代表する歌人。「万葉集」に133首が収録され、古来「歌聖(うたのひじり)」と称される。天武・持統・文武天皇に仕えた宮廷歌人で、天皇や皇族を讃える「讃歌(ほぎうた)」・亡き人を悼む「挽歌(ばんか)」・自然を詠んだ「相聞歌(そうもんか)」など、万葉集の多彩な歌風を確立した。「柿本人麻呂歌集」として別途まとめられた歌群も万葉集に収録されている。石見国(島根)で没したとされ、石見の益田市には人麻呂ゆかりの柿本神社がある。百人一首に「あしびきの山鳥の尾のしだり尾の長々し夜をひとりかも寝む」が収録されている。
人物像
壮大なスケールで天地自然・人間の喜怒哀楽を詠んだ日本語詩の開拓者。宮廷歌人として天皇への讃歌を詠む一方、妻への深い愛情を詠んだ相聞歌にも心が込もっており、公と私の両面で日本語詩の極点を示した。
歴史的意義
「歌聖」として後世から最高の評価を受け続ける。万葉集の精神的支柱として、日本語の詩的表現の原点を作った。島根県益田市の柿本神社は今も歌の神として崇敬されている。
逸話・エピソード
「歌聖」の称号——日本語詩の最高峰と讃えられた理由
柿本人麻呂は平安時代以降「歌聖」と称され、歌道の神として祀られるようになった。その理由は、壮大な宮廷讃歌から親密な相聞歌(恋歌・妻への歌)まで、日本語の表現力の限界を極めた作品を残したからである。「東の野に炎の立つ見えてかへり見すれば月傾きぬ」(東の野原に夜明けの光が見え、振り返れば月が傾いていた)という歌は、天地の壮大な転換を詠んだ万葉集屈指の名歌として今も讃えられる。
─ 完 ─
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