北越戦争の孤高の抵抗——「義」を貫いた長岡藩の悲劇
河井継之助は長岡藩(現新潟県長岡市)の家老として藩政改革を推進した。1868年の戊辰戦争では薩摩・長州主導の新政府軍・旧幕府軍のどちらにも属さない「武装中立」を宣言しようとしたが失敗。やむなく旧幕府方として戦い(北越戦争)、近代的なガトリング砲を導入して新政府軍に打撃を与えた。しかし圧倒的な兵力差により長岡城は陥落し、河井は重傷を負いながら退却中に越後の塩沢で死去した。享年42歳。司馬遼太郎の小説「峠」で広く知られ、壮絶な生涯は幕末最後の武士道として評価される。