薩摩藩出身の明治の財政家・政治家。大蔵卿・大蔵大臣として日本の近代財政制度の基礎を築いた。1881年の松方デフレ政策(「松方財政」)では、西南戦争後のインフレを収束させるため歳出削減・不換紙幣の整理・日本銀行創設という三本柱の財政改革を断行した。1882年の日本銀行創設は、現代の中央銀行制度の礎。デフレ政策で農村は苦しんだが、財政の安定は近代日本の産業革命の前提条件を整えた。第4代(1891-92年)・第6代(1896-98年)内閣総理大臣を歴任。ルーヴル美術館館長からフランスの近代絵画を大量購入し、その後日本に寄贈したことでも知られ(松方コレクション)、東京国立西洋美術館の母体となった。15男11女の27人の子女を持つことでも有名。享年89歳。