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PERSON
松方正義
松方正義
大蔵卿・第4・6代内閣総理大臣
1835-1924 · 享年 89歳
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生涯
薩摩藩出身の明治の財政家・政治家。大蔵卿・大蔵大臣として日本の近代財政制度の基礎を築いた。1881年の松方デフレ政策(「松方財政」)では、西南戦争後のインフレを収束させるため歳出削減・不換紙幣の整理・日本銀行創設という三本柱の財政改革を断行した。1882年の日本銀行創設は、現代の中央銀行制度の礎。デフレ政策で農村は苦しんだが、財政の安定は近代日本の産業革命の前提条件を整えた。第4代(1891-92年)・第6代(1896-98年)内閣総理大臣を歴任。ルーヴル美術館館長からフランスの近代絵画を大量購入し、その後日本に寄贈したことでも知られ(松方コレクション)、東京国立西洋美術館の母体となった。15男11女の27人の子女を持つことでも有名。享年89歳。
人物像
長期的視点で財政の健全化を図る冷静な実務家。痛みを伴う政策でも信念を持って実行する胆力があった。15男11女の大家族を持つ生命力あふれる人物でもあった。
歴史的意義
日本銀行の創設と松方財政は近代日本の財政・金融制度の礎。松方コレクションは東京国立西洋美術館として現存し、ユネスコ世界遺産に登録(2021年)されている。
逸話・エピソード
松方デフレと日本銀行の創設——近代財政の礎
松方正義は西南戦争(1877年)後の激しいインフレを鎮静化するため、1881年から大規模な緊縮財政政策を実施した。不換紙幣を回収し、煙草・醤油などへの間接税を増税し、1882年に日本銀行を設立して安定した通貨制度を整えた。この「松方デフレ」で農村は疲弊したが、近代的な中央銀行制度の確立は日本の産業革命の前提となり、1880年代後半からの近代産業化を可能にした。
─ 完 ─
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