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PERSON
三善康信
三善康信
問注所執事・十三人の合議制
1140-1221 · 享年 81歳
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生涯
鎌倉幕府の問注所初代執事で、十三人の合議制の一人。京都の下級貴族の出身で、母が源頼朝の乳母の妹であった縁から、頼朝の挙兵以前から京都の政治情勢を手紙で頼朝に知らせ続けた。1180年、以仁王の令旨と平家の源氏追討の動きを頼朝に急報し、これが頼朝挙兵の直接的な契機の一つとなった。頼朝の挙兵後は鎌倉に下り、1184年に問注所の初代執事に任じられ、御家人間の訴訟裁判を担当した。法律の専門家として幕府の司法制度の基礎を築き、頼朝死後の十三人の合議制にも名を連ねた。承久の乱後の1221年に没した。
人物像
法律と行政に精通した実務家。京都の情報網を活用する知略と、裁判制度を整備する実務能力を兼ね備えた文官型の人材。
歴史的意義
問注所は幕府の司法機関として重要な役割を果たし、武家法の発展に貢献した。康信の情報提供がなければ頼朝の挙兵は遅れた可能性があり、鎌倉幕府成立の影の功労者と言える。
逸話・エピソード
以仁王の令旨を頼朝に急報——鎌倉幕府誕生のきっかけを作った情報提供
1180年、以仁王が平家追討の令旨を発し、平家が源氏の残党を追討しようとしているとの情報を三善康信は伊豆の頼朝に急報した。「令旨が発せられた、今こそ動け」という知らせを受けて頼朝は挙兵を決意した。京都に住む一介の下級官人が、遠く離れた流人に定期的に情勢報告を送り続けた信頼関係が、鎌倉幕府成立の陰で大きな役割を果たした。
─ 完 ─
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