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PERSON
新渡戸稲造
新渡戸稲造
武士道を世界に伝えた国際人
1862-1933 · 享年 71歳
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生涯
明治・大正・昭和初期の農業経済学者・教育者・国際人。岩手県盛岡(南部藩)に生まれ、札幌農学校(現・北海道大学)でウィリアム・スミス・クラーク博士の薫陶を受けた。渡米・渡独して農業経済学を学び、妻・メアリー・エルキントンとともに日本に帰国後、農業経済と農業政策の研究に従事した。1900年に英文著書「BUSHIDO: The Soul of Japan」を著し、サムライの精神的・倫理的規範を西洋世界に紹介してベストセラーとなった。国際連盟事務次長(1920-1926年)として国際社会での日本の役割向上に尽力した。東京女子大学の初代学長・一高校長など教育界にも多大な貢献をした。太平洋両岸の相互理解を生涯の使命とし、カナダのヴィクトリアで逝去した。かつて五千円紙幣に肖像が使用されていた(1984-2004年)。
人物像
東洋と西洋を架ける橋となることを生涯の使命とした国際主義者。キリスト教徒として西洋の倫理観を持ちながら、日本の精神文化への深い誇りと愛着を持った。温厚で知性的な外交官的性格で、対話と相互理解を常に優先した。
歴史的意義
「武士道」は英語で書かれた日本文化論の古典として現代でも世界中で読まれる。国際連盟での活動は日本が国際社会で担うべき役割を示した。北海道大学・岩手県盛岡市・東京女子大学など各地に新渡戸の遺産を伝える施設・記念碑が残る。
逸話・エピソード
「武士道」——西洋に日本の精神を伝えた世界的ベストセラー
新渡戸稲造は1900年に英語で著した「Bushido: The Soul of Japan」(武士道)を出版した。これは武士道の精神(礼・義・仁・誠・名誉・忠義)を西洋の騎士道や宗教と比較しながら説明した書物で、日本の道徳観・精神文化を欧米に紹介した初めての体系的な著作となった。ルーズベルト大統領が感銘を受け、友人に配って読ませたことでも知られる。第一次世界大戦後は国際連盟の事務次長を務め、国際平和・文化交流に貢献した。旧五千円札(1984-2007年)の肖像に採用された農業学者・国際人であり、「太平洋の橋にならん」と志した人物。
─ 完 ─
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