1547年に織田信長の実弟・長益として生まれた。1582年の本能寺の変の際には京都にいたが、混乱の中を脱出して生き延びた。その後、豊臣秀吉・徳川家康に仕えながら茶の湯への傾倒を深め、千利休に師事してわび茶を学んだ。1600年の関ヶ原の戦いでは東軍に属して功績を挙げ、大和国に2万石の領地を得た。1615年の大坂の陣では当初豊臣方にいたが、徳川方との和平交渉を仲介する役割を果たした。大坂夏の陣後は世を捨てる決意をし、京都の建仁寺塔頭・正伝院に隠棲した。晩年は茶の湯に専念し、国宝茶室「如庵」を建立し「有楽流」を創始した。1622年に76歳で没した。東京・有楽町の地名は江戸時代の有楽斎の屋敷に由来するとされる。