戦国時代の女性。織田信長の妹として生まれ、「戦国一の美女」と称された。政略結婚により近江国の大名・浅井長政に嫁ぎ、茶々(淀殿)・初・江の三姉妹を産んだ。1573年、信長と長政の関係が決裂して浅井氏が滅亡すると、三姉妹とともに織田家に引き取られた。信長の本能寺の変(1582年)後は柴田勝家のもとに身を寄せ、翌年勝家と結婚した。1583年の賤ヶ岳の戦いで羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)に敗れた勝家は越前・北ノ庄城に籠城し、お市の方は三姉妹を城外に出した後、勝家とともに自害して果てた。享年36歳。その波乱に富んだ生涯は後世の文学・ドラマで繰り返し描かれ、悲劇の女性の象徴とされている。