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PERSON
小野小町
小野小町
六歌仙・絶世の美女
生没年不詳 · 享年 75歳
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生涯
生没年不詳ながら825年頃に生まれたとされる平安時代前期の女流歌人。出羽国(秋田県)の郡司・小野良真の娘という説が有力だが、出自の詳細は不明。六歌仙・三十六歌仙に選ばれた当代最高の歌人で、紀貫之は古今和歌集の仮名序で「いにしえの事を問はん」と讃えつつも「あはれなるやうにて強からず、いはば良き女のなやめるところあるに似たり」と評した。代表歌「花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに」は春雨を眺めながら過ごした空白の時間と美の衰えを重ねた名歌で、百人一首に採録されている。絶世の美女として名高く、深草少将が愛を打ち明けると小町は「百夜通ったなら受け入れよう」と答えたとされる。少将は九十九夜まで通い続けたが最後の夜に雪で息絶えたという「百夜通い」の伝説は能・歌舞伎・近世小説で繰り返し語られた。晩年は落ちぶれて諸国を流浪したとも伝わり、「卒都婆小町」「通小町」「関寺小町」の謡曲が生まれた。
人物像
情熱的かつ繊細な感性の持ち主。恋の歌に秀で、紀貫之は「古今和歌集」仮名序で「あはれなるやうにて強からず」と評した。晩年は零落したとする「卒都婆小町」伝説がある。
歴史的意義
日本における「美女」の代名詞。「〇〇小町」という表現は現在も絶世の美女を意味する。能・歌舞伎・文学で繰り返し取り上げられ、日本文化に深く根付いている。
逸話・エピソード
小野小町の美と衰——六歌仙の一人と「老い」の物語
小野小町は9世紀の歌人で、その絶世の美しさと優れた和歌の才で知られる六歌仙・三十六歌仙の一人。「花の色はうつりにけりないたずらに我が身世にふるながめせしまに」は「古今和歌集」の代表的な歌で、春の花が散るように自分の美しさも老いていく無常を詠んだ。晩年に零落し老醜をさらしたという伝説が多く、「老いた小町」を題材にした能や歌舞伎も多い。
─ 完 ─
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