船中八策——日本の近代国家設計図を書いた脱藩浪士の天才的構想
坂本龍馬は1867年(慶応3年)、土佐藩重役・後藤象二郎に「船中八策」を提示した。これは①大政奉還、②上下院制の国会設置、③有能な人材の登用、④開国和親、⑤憲法・法律の制定などを含む近代国家の設計図であった。船中八策の内容は大政奉還建白書の原型となり、11月9日に徳川慶喜が大政奉還を実行した。しかし同月15日、龍馬は近江屋事件で暗殺された。享年33歳。その短い生涯と先見性から「明治維新を陰で設計した男」として今も最も人気の高い歴史人物の一人であり続ける。