ノーベル平和賞受賞と「テレビ会見事件」——1972年/1974年
1972年6月17日の首相退陣会見で、佐藤は新聞記者の質問を拒否し「テレビカメラはどこにいるんだ」「新聞記者は出て行ってくれ」と発言。新聞記者団は一斉に退席し、テレビカメラの前で佐藤一人が会見する異例の事態となった。この「テレビ会見事件」は政治家とマスコミの関係を変える契機となった。1974年10月8日、佐藤に日本人初のノーベル平和賞授与が発表された。授賞理由は「核兵器の不拡散と沖縄返還における平和的努力」。同年12月10日、オスロでの授賞式に出席。1974年12月8日付の佐藤の日記には「最大の喜び」と記されているが、近年の研究では佐藤側が積極的にロビー活動を行っていたことも明らかになっている。