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PERSON
東郷平八郎
東郷平八郎
日本海海戦の英雄・海軍元帥
1848-1934 · 享年 86歳
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生涯
薩摩国鹿児島(現鹿児島市)の下級藩士の家に生まれる。1868年の戊辰戦争では薩摩藩士として戦い、その後政府の命により英国に留学した(1871-1878年)。帰国後は海軍に入り、日清戦争(1894-1895年)では浪速艦長として活躍、中立国イギリスの船籍を持つ高陞号を撃沈する決断を行って国際法上の問題を処理した。1903年に連合艦隊司令長官に就任し、日露戦争開戦時にはポートアーサー(旅順)口への奇襲攻撃を指揮した。1905年5月、日本海海戦(対馬沖海戦)においてロシアのバルチック艦隊を「T字戦法」で迎え撃ち、世界海戦史上空前の完全勝利を収めた。この勝利は世界的センセーションを巻き起こし、東郷は欧米で「ネルソン以来最大の海軍提督」と称された。日露講和後は軍令部長などを歴任し、1913年に元帥に昇進。晩年は昭和天皇の教育係も務めた。1934年に87歳で東京にて没した。
人物像
寡黙で謙虚、感情を表に出さない武人の典型。「東洋のネルソン」と呼ばれながらも、自身への称賛を常に部下や艦隊全員の功績に帰した。冷静な状況判断と大胆な決断力を兼ね備え、日本海海戦での旗艦三笠での颯爽たる指揮は後世に伝説として語り継がれた。
歴史的意義
日本海海戦での大勝利はアジアの小国が欧米列強を打ち破った歴史的事件として世界に衝撃を与え、アジア諸国の民族運動にも影響を与えた。旗艦「三笠」は現在も横須賀に保存展示されており、海軍記念館として多くの来訪者を集めている。東郷神社(東京・原宿)に祭神として祀られ、今も信仰を集める。
逸話・エピソード
東郷ターン——日本海海戦でのT字戦法とバルチック艦隊撃滅
東郷平八郎は日露戦争の日本海海戦(1905年)で連合艦隊司令長官として、バルチック艦隊を迎撃した。「Z旗」を掲げて決戦を宣し、敵艦隊進行方向を横断する「丁字戦法(東郷ターン)」を決行した。結果、バルチック艦隊38艦のうち19艦を撃沈・6艦を鹵獲するという完全勝利を収めた。ネルソン・ナポレオンと並ぶ「世界三大提督」の一人と称される。
─ 完 ─
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