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PERSON
巴御前
巴御前
木曽義仲の女武者
生没年不詳 · 享年 90歳
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生涯
生没年不詳ながら1157年頃の生まれとされる。木曽義仲(源義仲)の愛妾にして女武者。「平家物語」巻九「木曽の最期」によれば「色白く髪長く、容顔まことに優れたり。強弓精兵、一人当千の兵者なり」と描写される、当時類まれな女性武将であった。義仲が北陸の倶利伽羅峠の戦いや篠原の戦いで平氏を破って入京するまでの諸戦に従軍し、常に義仲の側近として戦った。1184年1月、後白河法皇との関係が悪化した義仲は源義経・範頼の軍に追い詰められた。宇治川・瀬田の戦いを経て粟津の戦いで義仲は絶体絶命の状況に陥った。巴御前は最後まで義仲のそばを離れなかったが、義仲は「女を連れていたとは後世に言われたくない、どこかへ落ちのびよ」と命じた。巴御前は敵将・恩田八郎を組み伏せてその首を取り、鎧武者を圧する武力を示した後に東国に落ちていったと伝わる。その後の消息は諸説あり、信濃に戻ったとも、越中に留まったとも、義仲の遺児を産んだとも、尼となったとも伝えられる。
人物像
美貌と武勇を兼ね備えた稀有な女性武将。義仲への深い愛情と武人としての誇りを併せ持ち、最後の戦場で敵の首を取る豪胆さは平家物語屈指の名場面。
歴史的意義
日本史上最も有名な女武者。「女性でも武功を立てられる」という象徴として、後世の創作に繰り返し登場。能・歌舞伎・小説・ゲームで今なお人気が高い。
逸話・エピソード
巴御前——木曽義仲に仕えた女武者の武勇伝
巴御前は源義仲(木曽義仲)の愛妾にして随一の女武者として平家物語に描かれる。「容顔まことに優れ、白妙の肌、黒髪美しく、力は強く弓馬を能くし」と絶賛され、義仲の各地の合戦で先陣を切った。1184年の粟津の戦いで義仲が討ち死にした際、「女が最期のいくさに加わるは恥だ」と退かせられ、その後東国に去ったとされる。日本の女武者の象徴的存在として現代に伝わる。
─ 完 ─
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