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PERSON
寺田寅彦
寺田寅彦
物理学者・随筆家
1878-1935 · 享年 57歳
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生涯
高知県出身の物理学者・随筆家。夏目漱石の小説「吾輩は猫である」に登場する理学士・水島寒月のモデルとされる。東京帝国大学で物理学を学び、ドイツ留学後に東大助教授・教授として地球物理学・気象学・X線の研究に従事した。科学的な厳密さと文学的感性を融合させた独特の随筆で知られ、「天災は忘れた頃にやってくる」という言葉はことわざとして定着している(寺田の言葉が起源とされる)。「科学と文学の架け橋」として、「藪柑子(やぶこうじ)集」「東京市民の生活」「物理学序説」などの著作がある。「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」という正岡子規の俳句を初めて英語に訳した人物としても知られる。57歳で死去。
人物像
科学の目と文学の心を同時に持つ稀有な知性。日常の現象に科学的考察と詩的感受性を重ね合わせる独自のスタイルは、「科学随筆」という新ジャンルを確立した。謙虚で穏やかな人柄でも知られた。
歴史的意義
「天災は忘れた頃にやってくる」は現代でも防災の格言として広く知られる。科学と文学の融合という試みは、現代のサイエンスライティングの先駆けとして評価される。
逸話・エピソード
「天災は忘れた頃にやってくる」——科学随筆家・寺田寅彦の警告
寺田寅彦は地球物理学者として地震・津波・台風などの自然災害を科学的に研究する一方、随筆で日本人の災害対応の心理を論じた。「天災は忘れた頃にやってくる」というフレーズは、日本人が大きな災害後にその恐怖を忘れてしまい無防備になる傾向を警告したもの。2011年の東日本大震災後に再び注目され、この言葉の現代的意義が見直された。また「猫と音楽と科学」の関係を論じた随筆など、科学と文学を自在に行き来した独特の知性は夏目漱石に高く評価された。
─ 完 ─
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