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PERSON
柳田国男
柳田国男
日本民俗学の父
1875-1962 · 享年 87歳
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生涯
日本民俗学の創始者。農商務省の官僚として各地を巡りながら農村の実態を調査し、1910年に「遠野物語」を発表して民俗学研究の先駆者となった。遠野(岩手県)の農山村に伝わる河童・ざしきわらし・山人などの伝承を文学的に記録した「遠野物語」は日本民俗学の金字塔。その後「柳田国男全集」として29冊にも及ぶ民俗学・文化人類学の研究を体系化した。「ハレとケ」「常民(じょうみん)」などの概念を導入して日本の庶民文化の構造を解明しようとした。国際連盟委員・枢密院書記官長など官職も歴任した多才な人物。1962年87歳で死去。
人物像
庶民の生活と伝承の中に日本文化の本質を見出そうとした知の探求者。官僚としての地位に安住せず、フィールドワークと理論構築の双方に挑んだ。「常民」という概念は彼の平等主義的な文化観を象徴する。
歴史的意義
「遠野物語」は日本民俗学の原点として、今もベストセラーとして読まれ続けている。「ハレとケ」「常民」などの概念は現代の日本文化論・民俗学の基礎語彙となっている。
逸話・エピソード
「遠野物語」の誕生——佐々木鏡石との出会いと日本民俗学の夜明け
柳田国男は1909年に遠野出身の語り部・佐々木鏡石(喜善)から遠野の伝承を聞き取り、翌1910年に「遠野物語」として刊行した。河童が人間の女性をさらう話、座敷わらしが出る旧家の話、山で行方不明になる山人の話など、東北農山村の民話・伝承を文学的な文体で記録したこの書は、日本文化の「表」ではなく「裏」の豊かさを世に示した。今日の「遠野」は「遠野物語」の舞台として観光地になっており、河童淵など伝説の地を巡るエコツーリズムが盛んである。
─ 完 ─
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