豊受大神・食の神に連なる神社・大社を全国から厳選して紹介する。
豊受大神の「本社」であり、日本最高の神社の一つが伊勢神宮外宮(豊受大神宮)である。外宮参道に並ぶ参集殿・神楽殿・勾玉池(まがたまいけ)など、神域全体が厳かな雰囲気に満ちる。伊勢市駅から徒歩約5分とアクセスも良く、内宮(皇大神宮)と合わせた「お伊勢参り」は日本人の最高の参拝体験の一つとされる。
春日大社は食物・農業の守護神を摂末社に抱え、豊受大神と同系の食物神信仰の聖地の一つである。奈良時代から皇室・貴族の崇敬を受け、特に農業豊穣を祈る祭事が多く行われてきた。
大神神社の大物主大神は農業・醸造・薬の神であり、食物・発酵・農業の守護で豊受大神と神格的に重なる部分を持つ。「日本酒の神様」としても知られ、全国の酒造業者が参拝に訪れる。
諏訪大社は農耕・狩猟の神を祀り、食の根源たる農業守護で豊受大神と重なる神格を持つ。春の農耕祭・秋の収穫祭が古来より盛んに行われ、信州における食文化の守護社として篤く信仰される。
水天宮は水の守護から農業・食の豊かさに連なる信仰を持ち、豊受大神の水・食の神格と共鳴する。特に水田農業を基盤とする九州・西日本の農業地帯で篤く信仰される。
白山比咩神社の菊理媛命は農業・水・生命の守護女神であり、北陸の農業地帯における食の守護社として豊受大神信仰と並行して信仰されている。