賀茂別雷神社(上賀茂神社)は世界遺産にも登録された平安王城守護の産土神社。5月の葵祭は京都三大祭の一つで、平安装束の行列が圧巻です。本殿・権殿は国宝であり、境内の「ならの小川」は神聖な水の流れとして古来から信仰されてきました。
大神神社(三輪山)は本殿を持たず三輪山そのものを御神体とする日本最古の神社の一つ。「大和の国の産土神」として奈良盆地の信仰を一身に集め、酒造・医薬・縁結びのご利益で知られます。
春日大社(奈良市)は藤原氏の氏神・産土神として創建され、武甕槌命・経津主命・天児屋根命・比売神の四柱を祀ります。世界遺産の社叢(ただし植生保護区)と万燈篭(2,000基超の燈篭)が著名です。
多賀大社(滋賀県多賀町)は伊邪那岐命・伊邪那美命を祀り、「お多賀さん」の愛称で親しまれる長寿・縁結び・子授けの大社。「糸切り餅」が名物の参道も風情があります。
産土信仰の聖地を巡る際は、水天宮(東京都中央区)と組み合わせると安産・子育ての産土神を一度に参拝できます。関西なら上賀茂神社→大神神社→春日大社のルートで、産土信仰の歴史を時代を追って体験できます。