日本各地に点在する山神社・大山祇神を祀る社の中から、特に参拝価値の高い社をガイドする。
三嶋大社(三島大社)と並ぶ大山祇神の総本社が、愛媛県大三島の大山祇神社である。境内に鎮守の森として樹齢2,600年以上の大楠が複数本立ち、その圧倒的な自然の力が「山の神」の威厳を体感させる。国宝・重要文化財の甲冑収蔵数は全国一で、日本の武家文化の集積地でもある。
富士山本宮浅間大社は大山祇神の娘・木花咲耶姫を主祭神とする全国約1,300社の浅間神社の総本社である。富士山の霊峰信仰と重なり、日本最高峰への参拝者が毎年数十万人に上る。富士山の8合目以上は大社の境内地であり、山岳信仰の最高峰とも言える聖地である。
大神神社(おおみわじんじゃ)は三輪山そのものをご神体とする日本最古の神社の一つ。拝殿の奥に本殿を持たず、三輪山を直接拝む形式が古代祭祀の様式をとどめる。大山祇神との関連も深く、山の神・国土の神・農業の神として篤く信仰される。
白山比咩神社は霊峰白山を御神体とし、菊理媛命・伊邪那岐命・伊邪那美命を祀る。大山祇神と同様の山岳神格を持ち、全国3,000社を超える白山神社の総本社として北陸・東海・東北に広大な信仰圏を持つ。