築造時期は古墳時代前期の4世紀中葉から後葉頃と推定される。1992年から1996年にかけて本格的な発掘調査が行われ、内部主体から倭製の神獣鏡(直径17センチ)、車輪石・石釧などの碧玉製腕飾り類19点、柳葉形の銅鏃52本、方形板革綴短甲、鉄製の農工具・武器類、漆製品の残欠などが出土した。規模や副葬品の内容から、能登一円に支配権を及ぼした首長の墓と考えられている。雨の宮古墳群は1982年に国史跡に指定され、出土品一括は2008年に国の重要文化財に指定された。なお、隣接するガイダンス施設は令和6年能登半島地震の被害により2026年現在も一部復旧作業中である。