愛宕信仰(あたごしんこう)は、火防(ひぶせ)・火難除けを中心とした神仏習合信仰で、京都・愛宕山(924m)の「愛宕神社(総本社)」を頂点に全国約900社に広がる。総本社の愛宕神社は山城国(京都府)の西北に位置する愛宕山の山頂に鎮座し、「三の午(さんのうま)の日」(2月最初の午の日)に行われる「初午大祭(はつうまたいさい)」が有名。江戸時代から「愛宕参り(あたごまいり)」は庶民の風習として定着し、「愛宕の神様に火防(ひぶせ)を祈る」という信仰が全国の農村・商工業地域に広まった。特に絹織物・木材・酒造など火気を扱う産業地域では愛宕社が産業の守護神としての性格を持ち、峰山でも縮緬工房の多い地区に愛宕…