長南町に鎮座する熊野三所権現を祀る古社で、地域の総鎮守。
伊弉冉尊を主祭神とし、縁結び・安産・厄除けの御利益で知られる。
房総丘陵の緑豊かな環境に包まれ、深い森の中に厳かな社殿が建つ。
長南町は上総国の中心地として古代から栄えた歴史ある地域。
境内の参道は杉並木に覆われ、荘厳な雰囲気の中を歩いて拝殿に至る。
本殿の彫刻は江戸時代の職人の技が光る精緻な作品。
紀州熊野から勧請された歴史を持ち、熊野信仰の房総への伝播を示す重要な社。
毎年10月の例大祭では地元の青年団が神輿を担ぎ、威勢のよい掛け声が響く。
長南町には他にも多くの古社寺が点在し、歴史散策の拠点としても最適。
房総の里山の原風景の中に佇む、心安らぐ鎮守の杜である。
創建は平安時代初期と伝えられ、紀州熊野大社の分霊を勧請したのが始まり。
平安時代の熊野詣ブームに伴い、全国各地に熊野神社が勧請された一つ。
上総国長柄郡に属し、古くから地域の信仰の中心であった。
中世には上総武田氏や里見氏など房総の武家の崇敬を受けた。
鎌倉時代には幕府御家人の寄進により社殿が整備されたと伝わる。
戦国時代の兵火を経て荒廃したが、江戸時代に再建された。
江戸時代には久留里藩の庇護を受け、社殿の修復が行われた。
明治の神仏分離令により熊野権現から熊野神社に改称。
村社として整備され、地域住民の信仰の場として機能し続けた。
現在も長南町の総鎮守として、地域の祭礼と信仰を守り続けてい…