大鰐町に位置する真言宗の古刹で、「大日様」として親しまれる大日如来坐像(国の重要文化財)が安置されることで知られる。大日如来像は像高約2.8メートルの木造坐像で、平安時代末期から鎌倉時代初期の作と推定される優品。豊かな衣文の表現と穏やかな表情は東北仏教彫刻の傑作の一つと評価される。大鰐温泉の湯の街に位置する大円寺は、温泉参拝客に古くから親しまれ、湯治客が健康回復を祈願して参詣する習慣が江戸時代から続いている。「大鰐の大日様」として広く知られ、津軽・南部の人々が遠路参拝した歴史を持つ。大鰐温泉スキー場にも近く、スキー客が訪れることも多い。