鹿角市八幡平に位置し、「大日堂舞楽」(ユネスコ無形文化遺産・国重要無形民俗文化財)が奉納される歴史的な仏堂である。大日堂は大日如来を本尊とする堂宇で、奈良時代(730年代)に創建されたとの伝承を持つ古刹である。毎年1月2日に行われる「大日堂舞楽」は1300年以上の歴史を持つとされる神仏習合の祭礼芸能で、2009年にユネスコ無形文化遺産に登録された。舞楽は田楽・猿楽などの中世芸能の源流をなす古式ゆかしい芸能で、地域の子供から大人まで代々受け継がれてきた。舞楽の衣装・道具・演目は中世の姿を色濃く残しており、日本の芸能史・民俗学上極めて貴重な資料となっている。鹿角地方の農業信仰と密接に結びついており、新年の五穀豊穣・天下泰平を祈る重要な年中行事として地域に根付いている。秋田県北部の豊かな民俗文化を今に伝える、世界に認められた文化遺産の場である。