吉祥山円通寺は曹洞宗の寺院で、大永2年(1522)に根城南部氏の援助を受けた曹洞宗の僧・聚覚によって創建されたと伝わります。聚覚はその後、享禄3年(1530)に荒廃していた恐山菩提寺を再興し、以降、円通寺は恐山菩提寺の本坊として機能してきました。万治2年(1659)には根城南部氏の支援により東昌寺6世を迎えて中興されています。明治4年(1871)、戊辰戦争に敗れ下北に転封された旧会津藩(斗南藩)の藩庁が当寺に置かれたことでも知られます。明治33年(1900)には戊辰戦争三十三回忌にあたり、境内に招魂碑が建立されました。寺宝の「田名部海辺三十三番順禮札所標示板」は昭和47年(1972)にむつ市指…