推古天皇24年(616年)、インドから渡来した清賀上人が雷山に霊地を見出し、当寺を開創したと伝わる。奈良・平安期には山岳修行の聖地として栄え、平安初期には弘法大師空海が当山に滞在し修行したと伝えられる。中世には筑前を支配した戦国大名らの庇護を受けながら法灯を維持し、真言密教の道場として近隣に広く知られていたとされる。近世には福岡藩主黒田氏の崇敬を集め、寺領の保護を受けて伽藍の整備が進んだ。本尊の木造十一面千手千眼観世音菩薩立像は江戸時代以前に造立されたとされ、鎌倉期の作と推定されており、後に国の重要文化財に指定された。明治初年の廃仏毀釈の影響を受けながらも法灯は絶えることなく継承され、現在は真…