喜多方市上三宮町に位置する願成寺は、嘉禄3年(1227)に法然の高弟・隆寛律師によって開創されたと伝わる浄土宗の寺院です。山号は叶山。本尊は「会津大仏」と呼ばれる木造阿弥陀如来及び両脇侍坐像で、国の重要文化財に指定されています。鎌倉時代の作とされ、寄木造で高さ約2.41メートルの中尊は来迎印を示し、千仏舟形光背を背負います。左右の観音・勢至両菩薩は大和座りの姿勢をとり、京都・三千院の阿弥陀三尊と同じ様式として東北では珍しい遺例とされています。慶長16年(1611)の慶長三陸地震で被災し現在地に移転。江戸期には会津松平家の庇護を受けたと伝わります。