神亀2年(725年)、聖武天皇の勅命を受けた行基菩薩によって開創されたと伝わる真言宗の古刹。創建当初より薬師如来を本尊とし、浜名湖湖北五山の一つに数えられる霊場として栄えた。本尊の薬師如来坐像は、坂上田村麻呂の妻・若尾御前の姿を模して刻まれたと伝わり、子授け・安産・子育ての「子どもの守り仏」として広く信仰を集めてきた。中世には武田信玄が元亀3年(1572年)の三方ヶ原の戦いに際し、当寺で戦勝祈願を行ったとの伝承が残る。近世には徳川氏の支配する遠江国において地域の信仰を集め続けた。境内には安産祈願の護摩が行われる産屋が設けられており、現在も全国から参拝者が訪れる祈願霊場として法灯を守り続けている…