延暦年間(782〜806年)に坂上田村麻呂が宇佐八幡宮の御霊を勧請して創建したと伝わります。その後、源氏の氏神として崇敬を集め、中世には修験の地としても栄えました。境内には木曽義仲の産湯に用いられたと伝わる清水が今も湧き出ており、周辺にあったとされる七つの清水のなかで唯一現存するものです。義仲はこの地に近い大蔵館で生まれたと伝えられており、嵐山町は義仲ゆかりの地として知られています。境内には1347年(貞和3年)銘の懸仏と1749年(寛延2年)建立の本殿が残り、いずれも嵐山町の指定文化財となっています。本殿は一間社流造の簡素な様式で、古い建築部材を含む貴重な遺構です。