八甲田神社は青森県青森市に鎮座する神社で、八甲田山を御神体とし、明治35年(1902年)に起きた「八甲田雪中行軍遭難事件」と深く結びついた神社として知られている。八甲田山は青森市の南部に位置する火山群であり、冬には豪雪に見舞われる厳しい自然環境で知られている。1902年1月、日本陸軍第8師団の歩兵連隊が雪中行軍演習中に猛吹雪に遭遇し、199名が凍死するという日本軍史上最大の山岳遭難事故が発生した。この悲劇を後世に伝え、犠牲者の霊を慰めるために建立されたのが八甲田神社である。境内には遭難事件の慰霊碑が建立されており、多くの遺族や参拝者が慰霊のために訪れる。八甲田山は現在もスキーやトレッキングの名所として多くの観光客を集めており、神社は登山や冬季スポーツの安全祈願の場としても機能している。