青森市の南部に連なる八甲田山系の麓に鎮座する神社で、八甲田の山々を御神体として崇める山岳信仰の拠点となっている。八甲田山は青森市民にとって最も身近な山であり、その霊峰としての側面は古くから地域の精神文化に深く根ざしてきた。厳冬期には世界有数の豪雪地帯となる八甲田山の自然の驚異に対する畏敬と感謝が、この神社への信仰として受け継がれてきた。明治35年(1902年)に発生した八甲田山雪中行軍遭難事件の犠牲者への鎮魂の意味合いも持ち、付近には遭難を悲劇を伝える記念碑も建立されている。登山者の安全祈願の場としても機能しており、登山シーズンには多くの登山者が参拝する。四季折々の自然美に包まれた境内は、特に新緑と紅葉の季節が美しい。