神亀3年(726年)、聖武天皇の勅願により行基菩薩が創建したと伝わる。その後、平安時代初期の大同年間(806〜810年)に弘法大師空海が当地を訪れ、厄除け道場として再興したとされる。中世には兵火などにより堂宇が荒廃した時期もあったとみられるが、近世には土佐藩や阿波藩の庇護のもとで復興・整備が進められた。江戸時代には四国遍路の隆盛とともに第23番札所として広く知られるようになり、厄除け信仰の霊場として全国から参詣者を集めるようになった。本堂へ至る石段が「女厄坂」33段・「男厄坂」42段・「還暦坂」61段と区切られ、厄年の人が一段ごとに硬貨を置く慣わしが根付いたのもこの時代とされる。明治の神仏分離…