光西寺は大阪市東住吉区矢田に位置する浄土真宗本願寺派の寺院である。浄土真宗本願寺派は西本願寺(京都市下京区)を本山とし、17世紀初頭の本願寺分立以来、東本願寺系の大谷派と並ぶ浄土真宗の主要宗派の一つである。本願寺は親鸞聖人の曾孫・覚如(1270〜1351年)が親鸞の廟堂を本願寺と名付けたことに始まり、8世蓮如が15世紀に教勢を爆発的に拡大した。戦国時代には石山本願寺が織田信長と11年にわたる石山合戦(1570〜1580年)を繰り広げるなど、政治的にも重要な存在となった。関ヶ原以後、徳川家康の政策により本願寺は東西に分立した。矢田地区の光西寺は西本願寺派の末寺として、阿弥陀仏への他力信仰を中心と…