会津美里町米田に所在する曹洞宗の寺院で、山号を普門山といいます。一般には「中田観音」と呼ばれ、会津ころり三観音(中田・鳥追・立木)の一つに数えられます。本尊の銅造十一面観世音菩薩は文永11年(1274年)に長者・江川常俊が亡き娘の菩提を弔うために鋳造したと伝わり、弘安2年(1279年)に伽藍が整えられ、年号をとって「弘安寺」と称したとされます。本尊と脇侍の不動明王・地蔵菩薩の三体はいずれも国の重要文化財に指定されており、鎌倉時代の金銅仏として高い評価を受けています。近代では細菌学者・野口英世の母シカが深く帰依し、猪苗代から毎月17日に歩いて参篭したことでも知られます。大正4年(1915年)に帰…