久居八幡宮の起源は、寛文10年(1670年)に遡る。久居藩を創設した初代藩主藤堂高通が、城下の御殿の鬼門(北東)の方角に当たる現在地へ、小戸木村に鎮座していた八幡宮を遷座したのが始まりである。以来、久居藩の守護神として歴代藩主の崇敬を受け、毎年元日には久居藤堂家が、2日には津藤堂家(本家)から幣帛が奉納される慣例が続いた。1906年(明治39年)には神饌幣帛料供進神社に指定された。明治維新の廃仏毀釈政策のもと、境内外の愛宕神社・久居神社ほか21社が合祀され、土地の旧名にちなんで「野邊野神社(のべのじんじゃ)」と改称された。長らく野邊野神社として親しまれてきたが、2020年(令和2年)に御鎮座3…