保寧寺は元徳2年(1330)、鎌倉建長寺の21世・玉山徳旋佛覺禅師を開山として創建された臨済宗妙心寺派の寺院です。山号は東安山。天正19年(1591)には騎西城主・松平康重が住職の南雄和尚に帰依して田畑一町歩を寄進し、同和尚が中興開山を務めました。寛永19年(1642)には幕府より寺領10石の御朱印状を拝領しています。本堂に安置される木造阿弥陀如来及両脇侍像は、慶派の仏師・宗慶(運慶の兄弟弟子)が建久7年(1196)9月28日に造立したもので、昭和58年(1983)に国の重要文化財に指定されました。ヒノキ割矧造りで、中尊は定印を結ぶ阿弥陀如来、左右に観音菩薩・勢至菩薩を配します。胎内銘から施主…