弘前市堀越地区に所在する中世城郭の遺構で、国の史跡に指定されている。堀越城は津軽を統一した津軽為信の居城であり、弘前城(現在の弘前公園)が築かれる以前の津軽氏の本拠として重要な役割を果たした。為信は天正17年(1589年)頃に堀越城を本拠として津軽の諸豪族を統一し、津軽藩の基礎を築いた。その後、二代藩主信枚が弘前城を築いて本拠を移したため、堀越城は廃城となった。城跡には堀や土塁などの遺構が残っており、発掘調査によって多くの遺物が出土している。遺構の保存状態が良好であることから、国の史跡として保護されており、現在は整備されて一般公開されている。津軽藩の誕生という歴史の転換点を知る上で欠かせない重要な史跡である。