「床もみじ」で全国的に有名になった臨済宗の寺院。本堂の磨き上げられた床に紅葉が映り込む幻想的な光景はSNSで拡散されて大人気となり、秋の紅葉シーズンには長蛇の列ができる。桐生の山間に位置し、静寂の中で禅の世界を体験できる境内。夏の「風鈴まつり」では境内に数千個の色とりどりの風鈴が飾られ、幻想的な音色が山に響く。枯山水庭園も見事で、四季を通じて美しい景観を誇る桐生屈指の名刹。創建は室町時代と伝わり、桐生の織物産業が栄えた江戸時代には豪商たちの寄進で伽藍が整備された。境内の池には錦鯉が泳ぎ、手入れの行き届いた日本庭園が禅の美意識を表現している。近年は「インスタ映え」スポットとして若者にも知られるようになり、群馬を代表する観光寺院として年間を通じて参拝者が絶えない。
宝徳寺は1450年(宝徳2年)頃の創建と伝わる臨済宗の寺院で、室町時代中期に開かれたとされる。寺号は創建の時代と重なる年号「宝徳」に由来するといわれる。中世には桐生周辺の武士や土豪たちの庇護のもとに寺勢を保ったと伝わる。江戸時代に入ると、桐生の織物産業が隆盛を迎え、豪商や機業家たちの寄進によって伽藍の整備が進められたとされる。近世を通じて地域の禅道場・菩提寺としての役割を担い、枯山水庭園をはじめとする境内の景観が形成されていった。明治以降の近代化の波の中でも法灯を守り続け、地域の信仰の場として機能してきた。近年は本堂の磨き上げられた床に紅葉が映り込む「床もみじ」がSNSで広く拡散され、全国的な…