法幢寺は延徳2年(1490年)に若狭国の僧・宗源によって開創されたと伝わる曹洞宗の古刹で、山号は大洞山と称します。開創後にアイヌの襲撃で一時廃絶しましたが、天文14年(1545年)に松前氏4世蠣崎季広が再興し、以降は松前家累代の菩提寺・国法触頭として松前藩の精神的支柱を担いました。境内北東隣に松前藩主松前家墓所(昭和56年〈1981年〉国指定史跡)があり、歴代藩主の御霊屋には位牌が安置されています。境内の庭園は17世紀初頭の作庭と伝えられ、北海道最古の庭園とされます。慶応4年(1868年)の箱館戦争では松前家御霊屋と四天王門を除いてほぼ焼失しましたが、明治14年(1881年)に再建されました。