金嶽山法善寺は臨済宗妙心寺派の寺院で、開山は一家西堂(元亀3年・1572年寂)、開基は初代天神山城主の藤田右衛門佐康邦(弘治元年・1555年寂)と伝わります。藤田氏は秩父白鳥郷・藤田十六郷の領主であり、寄居町の正龍寺も開基したとされています。本尊は阿弥陀如来で、廃寺となった金龍山妙音寺の十一面観世音も安置されています。境内には2本のしだれ桜があり、長瀞町の指定天然記念物となっています。毎年4月初旬に見頃を迎えるこの桜は「与楽の地蔵ざくら」と「弥陀のさくら」と呼ばれ、地域の人々に親しまれてきました。また、長瀞秋の七草寺めぐりの一寺として藤袴が植えられており、「藤袴の寺」とも称されています。