本部半島北西の伊江島に位置するグスク跡で、島の中心に聳える城山(タッチュー、標高172m)山頂に築かれた。14世紀頃に按司(あじ)と呼ばれる地方豪族が築城したと伝わり、頂上からは沖縄本島・水納島・瀬底島を一望する360度のパノラマが楽しめる。太平洋戦争末期(1945年4月)には米軍上陸作戦の攻撃目標となり、わずか数日で島全体が激戦地と化した。一週間に及ぶ戦闘で島民の約半数が犠牲になるという壊滅的な被害を受け、現在も島内各所に戦跡が残る。伊江島は「沖縄戦の縮図」として戦争の実態を学べる場所でもある。